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香芝店サービススタッフの出口和弘です。

5月20日(金)～5月22日(日)の期間で開催された

「全日本ラリー丹後」に派遣メカニックとして参加してきました。

派遣先のチームは、チームアライ・・・。

そう！あの世界の新井（新井敏弘選手）のチームにメカニックとして参加してきました！

私達は普段整備を実施した車両は２重チェックを行っています。

チームアライのメカニックの方に、

「君たちは選ばれて参加したのだから、確実にトルクの締め付け管理、取り外し・取り付けができると思っている」と始まって直ぐに言われ、凄く気が引き締まりました。

確実にかつスピーディー、そしてドライバーの色々な要望に即座に応えるフットワークの軽さが必要だと感じました。

初日はメインで作業をするWRX　STIのショック交換は、「１本７分以内で作業してみて」と言われました。

簡単なテストをして、時間内に終了し、2回目もさらに作業時間を短縮することができました。

足廻り、ブレーキ廻り、底廻りなどのトルクチェックや異常が無いかの点検の練習では、

普段触っている車両のトルクとは微妙に違うので練習しながら覚えました。

2日目は本番の日で、早朝から車両のセッテイングやホイールアライメントの状態確認、洗車をして送り出しました。

自分では確実に整備をしていると分かっていても、とてつもないスピードで悪路を走破する車両なので「何かミスをしていたら・・・」と、不安が襲いました。

ですが無事にピットに帰ってきた時に「良かった！」と思い、またしっかり整備をして送りだそうと思いました。

夜は、チームアライのメカニックの皆様と全国や世界のラリーの話や、楽しい話をしたり、次の日の車両のセッティングの要望が、ドライバーから連絡が来るので、各自の作業内容の予習や確認をしました。

最終日は、朝から１５分のみ車両が触れるので、そこで前日の要望に合ったセッティングに変更して見送りました。

そこから3時間ほど走って、総合タイムが１つ前の車両より数秒縮まっている事を聞いて嬉しかったです。

最終の整備で底廻りの締め付けトルクチェック、車高調のホイールアライメントの調整をして洗車をして送りだしました。

これで、整備をすることが無いので、テントやピットの片づけをして最終日を終えました。

この3日間で、普段の整備とレースの整備では似てる所も多くありますが、違いは考え方や自身の経験、レスポンスが試されていると思いました。

最終の結果は7位でフィニッシュし、無事に終えることができてとても安心しました。

片づけが終わってチームアライのメカニックの方々から、「また来てよ～」と言ってもらったり、初日に新井敏弘ドライバーから、「頑張ってるやん！」とお声をかけてもらえて凄く嬉しかったです。

また、ラリー派遣メカニックの募集があれば手を上げたいです！

ラリーの事で聞いてみたいことなどがあれば私に声をかけてくださいね^^

本日も最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。

※新井　敏弘　主な参戦履歴

　　1990年より全日本ラリーに参戦

　　1998年からはWRC（世界ラリー選手権）にも参戦